2019年12月19日:点呼の思い出
50年以上続けられてきた学寮集団点呼が一旦終了します。ICカード点呼移行に伴う措置です。
昔の点呼は野外、今の6号館の場所で行われていました。6号館竣工後は第2グラウンドで行われてきました。雨の日は学寮食堂で行っていました。野外でしたので、校歌斉唱のほかにラジオ体操もしてましたが、これもグダグダでゾンビのラジオ体操と呼ばれていました。
今は夜の点呼は高学年が学寮食堂に集まっていましたが、昔は夜も低学年が学寮食堂に集まっていました。ということで、事実上3年生以上は点呼がなかったということになります。深夜のアルバイトをするものが多かく、かつて市内の飲み屋には必ず高専生がいると言われました。私も教員として舞鶴に帰ってきてから、学生のいない飲み屋を探すのに苦労しました。これではもうだめだということで、夜の点呼は高学年の集団点呼に置き換わったのだと思います。
20年ほど前、現在のバーコードリーダーが導入されるのですが、導入後は週番・点呼板を廃止する予定でした。しかし、 バーコードリーダーが高価だったこと、データの抜き取りや整理に時間がかかるなどで結局廃止できず今日まで来ました。先代の新池先生が主事をされていた時、朝点呼で全員にバーコード点呼を行わせようとしたのですが、2日間ほどで断念しました。人数が多すぎて、1号館1階のロビーが大混雑してしまったからです。そこで仕方なく、3年生だけバーコード点呼をすることになったので、点呼板を廃止することができなかったというのがこれまでの経緯です。
今回の集団点呼の廃止は、あくまで機器の都合によるものです。学寮として集団点呼をやめるべきではないという意見もありますが、所在確認を厳格にすることを優先に今回の変更となります。したがって、機器の都合が整えば集団点呼を復活させたいと思います。