一晩

2026年1月8日

父の体調が気になって,今日は久しぶりに実家で一日過ごしました.そこで,父に第二次世界大戦でビルマ,現在のミャンマーで戦死した祖父の話を聴きました.

写真は出征前に撮られたもので,祖父の生前の姿を知る唯一のものです.あまり私や父と似ていませんが,近所の人からは「いい男」だったとのことです

祖父は出征時二等兵でしたので帯剣できないはずですが,これについて父に尋ねたところ「見栄をはって借りてきて写したらしい」とのこと.父や私は見栄張りなので,この辺は遺伝かなと思います.

祖父は父が生まれたときすでに出征していましたが,かろうじて国内にいたので帰省し,

一晩

だけ,生まれたばかりの父と過ごすことができたそうです.次の朝,生まれたばかりの父と家族をおいて家を出るとき,戦地で死ぬ間際,祖父の気持ちを思うと胸が張り裂けそうです.

父は厚生労働省の戦没者慰霊事業でミャンマーに行ったことがあります.しかし,祖父の戦死した場所は,ミャンマー北部の現在ミャンマー政府の支配が及ばない場所なので,祖父が埋葬されている場所までは行けなかったそうです.祖父がいて父がいて私がいて,そして私の子どもたちがいます.今は行くことはできませんが,いつかミャンマー国内が落ち着いて安全になったら祖父を迎えに行きたいと思っています.