悲しい15年

昨日,15年前にバイク事故で無くなった学生の親御さんが舞鶴高専を訪問されました。あれは本当に悲しい出来事でした。

私は,無くなった学生とは比較的交流があったので,当時の思い出話などをしました。何か彼がこの学校で学んだ証がないかと保管庫を探すと,定期試験の答案とレポートが1個ずつ見つかったのでお渡ししました。

今回,当時の電子制御工学科教員で対応しようということでしたが,この15年間に電子制御工学科の教員は10名中7名が入れ替わり,彼を知る学科教員は3名だけでした。この3名もあと15年ほどで退職しましすので,それ以降は彼がこの学校で学んでいたことを知る教員がいなくなります。しかし,学校として彼がバイクの事故で死んだという悲しい事故の記憶は残りますし,そこから得られた教訓はいつまでも忘れてはいけないと思います。