M.G. Bekker

なんにでも,その道のオーソリティがあります。

クローラを研究する私にとって,M.G. Bekkerはこれに当たります。本はいくつか持っているのですが,ミシガン大学の教授ということ以外はよくわかりませんでした。今日,ふとしたことからWikiPediaに名前を見つけました。彼は,アメリカの大学教授なのでアメリカ生まれと思っていましたが,ポーランド生まれでした。若いころはいつかお会いしたいと思っていましたが,1989年にお亡くなりなっていました。この年は私が大学に編入した年です。大学の恩師はご存命だといわれていましたが,この年84歳では仕方ないかもしれません。まだ,インターネットのない時代ですので,このような情報はなかなか手に入りませんでした。Bekkerの著したTheory of Land Locomotionは不整地走行車両の研究者にとってはバイブルです。私も持っていますが,残念ながら恩師から頂いたコピーです。しかし,古本でアマゾンで買うことができるとわかりました。本当にいい時代になりました。