外を眺めるカエル

2022年6月19日

朝、自分の研究室に向かう途中、階段の踊り場の窓のそばにアマガエルがいました。乾いて死んでいるかなと思いましたが、生きていて、外を見つめて悲しそうでした。なので、捕まえて池に放ちました。

このことからもいろいろなことが考えられます。カエルは、夜光に集まってくる虫を捕まえるために建物の中に入り込んでしまったのだと思います。カエルは、虫を取って生きることに精一杯で、朝になって帰ることまでは考えられなかったのでしょう。私たちはそんなことではいけません。目的を果たした後、どうするか考えて行動しないと困るし、他に迷惑をかけることになります。

さて、ガラスの前のカエルはこの後どうすればよかったのでしょうか?一番いいのは、ガラスをぶち破って外に出ることです。もう一つは、私がしたように助けを得ることです。カエルがガラスをぶち破るのは難しいですが、本校の学生にはぜひ行く手を阻むガラスがあったなら、それをぶち破る勢いで物事に対応してほしいものです。

私は今回カエルを池に放ちましたが、カエルはそれを望んでいたでしょうか?実は池からすぐに出てしまったのです。助けを得る場合は、自分の意志とは違う方向に行くかもしれなので、注意が必要です。